生野菜?それとも温野菜?

最近、「酵素」ということが注目されて、生野菜が見直されています。少し前までは「温野菜」を食べると体にいいといわれていたと思いませんか。 体に良い働きをする酵素が摂取しようという考えから、生野菜、果物を積極的に摂りましょうというわけです。酵素は生きているので、加熱すると死滅して働きが悪くなります。日本人は発酵食品を作って食べる食文化があって、納豆や、豆腐、漬物の良さが大事にされてきました。きっとそれと同じ理由から酵素の役割に着目して生野菜、果物を沢山食べましょうということになったのだと思います。 しかし、野菜や果物を生で食べるには量的にどうしても問題があります。そこで高齢の方や子どもはすりおろしたり、ミキサーにかければ沢山食べられるし、食べにくい野菜もジュースにして、果物とブレンドすれば美味しく無理なく食べられます。 でも、温野菜もいいところはいっぱいあります。なにしろ火を通せば消化が良くなり、沢山の野菜を食べることができます。茹でると茹で汁に栄養分、旨味が出てしまうので、短時間で蒸すことをお薦めします。その他、スープや味噌汁にして茹で汁ごといただけばいいと思います。ビタミンAとEは油で炒めると効率よく栄養が取れるそうです。 私は、肉や魚のソテーの時は彩りのいいサラダやパイナップルが似合うという固定観念があります。同じお皿につければソテーした油も一緒に食べることができて、栄養的にもメリットがありそうです。 そして煮魚や煮豚にはやっぱり、青菜のお浸しや胡麻和えなどがいいですね。後、お汁には身だくさんの豚汁や、ポトフです。献立をバラエティにして生野菜も、温野菜も豊富に食べましょう。

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